のぼり旗のアルバイト
私の育った街は大きい方ではなく、商店街が1つ点在しているだけ弟子が、その商店街にも新しく喫茶店がオープンすることになり、毎日のように出入りをしていたのですが、実はそこの息子と親友ということもあり、気兼ねなく遊びに言っていました。
そんな喫茶店で、ある日店前に「喫茶店リニューアル」と書かれたのぼりが立てられており、商店街の中でも一際目立っていたのですが、親友のおじさんがアルバイトということで、のぼりを背中にさして自転車で町内を走り回るように言われ、仕方なく始めることにしたのですが、昔から歴史とチャンバラごっこが好きだった私にとっては、苦痛を感じることはなく、むしろ楽しみながらアルバイトでのぼりで宣伝していましたが、予想以上に反響が合ったようです。
アルバイトと称してはいますが、中学生だったこともあり働いた見返りはケーキと紅茶でした。
この時を境にして、のぼり旗に興味を持ち始めたわけですが、単純に好きということではなく、これだけ昔から使用されているのぼりが受け継がれている理由や、実際におじさんが経営している店の売上も上がったということもあり、その要因を突き止めたくなったのです。
現在の私はと言うと、のぼりに直接は関係ないのですが、デザイン関係の仕事をしていまして、あの当時にのぼりに魅力を感じることがなかったら、デザインに付いて学ぶこともありませんでしたし、探究心や追求心というものは生まれなかったのではないかと思っています。